「なんで頑張ってるのに評価されないの?」 それ、“目的のズレ”が原因かもしれません。
- Centerboard 石原正博
- 12 分前
- 読了時間: 3分

はじめに
・真面目に働いているのに評価されない
・組織全体で頑張っているのに成果が出ない
・新しい施策を導入しても、何も変わらない
そんな現象、あなたの職場でも起きていませんか?
その理由、実はとてもシンプルかもしれません。
キーワードは──
「目的のズレ」、あるいは
「意味の見失い」です。
よくある「頑張ってるのに空回り」の正体
以下、いくつかの例をご覧ください。
きっと思い当たるものがあるはずです。
✅ 人材育成をしよう! → 研修をやって終わり
✅ コミュニケーションを活性化! → 会議や1on1が増えるだけ
✅ 現場の主体性を引き出そう! → 自由にやって混乱する
✅ 戦略を立てよう! → 立派な資料を作って満足して終わる
これらに共通しているのは、
本来の目的(成長・連携・変革・成果)を見失い、
「やること自体」が目的になってしまっていること。
つまり、
手段が“目的化”してしまっているのです。
なぜ目的がズレるのか?
原因はさまざまですが、よくあるのは以下の3つ。
1. 経営の意図が現場に届いていない
2. KPIや施策が単独で動き始める(目的と切り離される)
3. やったかどうか(プロセス)だけが評価される
その結果、現場では「なぜこれをやるのか?」を考える余地がなくなり、
“やることリスト”をこなすだけの組織になってしまうのです。
解決策:カギは「戦略のつながり」にある
この問題を解く最大のカギが、
「戦略のカスケードダウン」
ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、要はこうです:
経営のビジョンや戦略を、現場の仕事と“意味でつなぐ”こと
カスケードダウンで変わる3つのこと
1. **意図が伝わる**:「何のためにやっているのか」が理解できる
2. **仕事がつながる**:経営戦略と現場業務が“1本の線”で結ばれる
3. **判断に迷わない**:「今やっていることは本当に意味があるか?」と考えられる
“やりがい”も“成果”も、つながることで生まれる
カスケードダウンは、単なる戦略浸透の話ではありません。
現場が納得して動ける環境をつくる、**組織の根本治療**です。
「この仕事、意味あるのかな?」と感じていた人にこそ、
この視点が力になります。
おわりに:組織の目的を取り戻そう
あなたの仕事は、ちゃんと「目的」とつながっていますか?
- 形だけの施策になっていないか?
- 成果につながるプロセスになっているか?
- 上から来た“指示”を、自分の言葉に変換できているか?
仕事がうまくいかない理由は、あなたのせいじゃない。
組織全体が「目的を見失っていた」だけかもしれません。
今こそ、仕事に意味と意図を取り戻すときです。
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