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Centerboard 石原正博
- 2018年4月29日
働き方が抱える大きな矛盾
いま「働き方」というものが大きな矛盾を抱えています。 まず今の企業の状況ですが、変革を迫られている多くの日本企業にとって、何とか改革を実現させ、新たな事業やイノベーションを生み出し、この大変厳しい変化の時代を乗り切らなければならない状況にあります。 そして、そのような状況下で、変革の成否のカギを握る最も重要な要素が社員の働き方なのです。 全ての社員が会社が目指す一つのベクトルに向けて一致団結し、誰もが当事者意識を持って知恵とアイデアを出し合いながら、激しい変化を乗り切りきることが求められているのです。 一方の、政治や社会が求めている働き方というのどうでしょう。 「どんなに頑張っても今の会社で報われることはない」 「大企業でも簡単に倒産する時代において、自分もいつどうなるか分からない」 「24時間働き続けることは過去の話、これからは自分を時間を大切にするべき」 このような背景の中でワークライフバランスや副業の推進、独立や転職の促進など多様な働き方や生き方を進めているのです。 どちらも違和感なく今の時代を反映した考え方として、当たり前のように聞こえる
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